だが、実際に高位の役職につくのは貴族で、それもほぼ家の格で決まる。 実質の政治は宮廷の貴族たちによって執り行われているに等しい。
そのため、有名無実と批判する知識人も多いが、考試に憧れ、 腕を振るうことを望む青年たちも後を絶たなかった。 ことに武人は憧れの職業の一つで、武官になることが多くの青年の目標である。