【祇王】 「……わしは……」
【祇王】 「わしは、おぬし以外の人間は……怖い」
【祇王】 「愁もご当主も高虎もよい人間じゃとわかっておる。 それでも……」
【沙耶】 「……そっか」
【祇王】 「すまん……じゃが、悟られぬようにはする。 この家に集う者はみな、仲が良い。 わしがこのような思いを抱えておると知れれば、 不和に繋がるじゃろう?」