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祇王「ふふふ、いい香りじゃのう」

健「そういえば、朝の話だと菖蒲って言うのは
  鬼が嫌うものなんだろう?
  祇王や虚空は妖なのに大丈夫なのか?」

虚空「失敬な!
   私や祇王をそこら辺に
   うろちょろしている邪鬼と
   一緒にしないでいただきたい!」

健「そうなのか?
  けど、役行者が使役していたのは鬼だよな?
  だから虚空は鬼……」

虚空「健、どうやらあなたは
   古代の呪術に関して
   まだまだ勉強が足りないようですね」