前へ
画廊へ
  • 切り替え
  • 切り替え
  • 切り替え

沙耶「頭、撫でてあげようか?」

クイラ「え?」

わたしはそっとクイラの頭に手を伸ばす。
クイラは固くなってちらちらとわたしの方を見た。
沙耶「そんなに緊張しなくてもいいのに……」

そっとクイラの頭に触れる。
さらさらとした髪だ。
引っかかりのない綺麗な髪。

沙耶「枝毛とかなさそうだね。いいな。
   わたしもこんな髪だったらなあ……」

クイラ「そんな事ない。ボクなんて、そんな……」