愁一郎
「え、と……元気にしてたか?」
沙耶
「どうしたの突然」
愁一郎
「この頃あんまり話も出来なかったから」
沙耶
「しょうがないよ。お仕事忙しいんだから。
見ての通り元気だから、心配しないで。ね?」
愁一郎
「うん……でも、ごめん」
愁一郎
「一緒にいる時間を増やしたくて、暮らし始めたのに寂しい思いをさせてる」
沙耶
「愁ちゃん……」
沙耶
「寂しくないと言えばうそになるよ。でも、一緒に
いる時間を増やすために無理はしないで欲しいな」
沙耶
「愁ちゃんは絶対わたしの元に帰ってきてくれる。
そうでしょう?」
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